2025年12月09日

悲劇の人だけれど

 澤田瞳子『泣くな道真-大宰府の詩―』読了。

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 菅原道真と言えば、都を追われて僻地に追いやられ、日本を代表する怨霊となるほどの恨みを抱いた人のイメージだが、この本を読むと、京になんかいなくてよかったんじゃないかと思えてくる。適材適所、しかもちゃんと自分なりのやり方で都に一矢を報いるという……本当にこうだったら、よかったのにと思わせる。
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2025年12月05日

こんな商売……

 原宏一『星をつける女』読了。

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 ミシュ★ンは存在するけれど、こんなふうに小さな会社で飲食店に格付けをするような商売、なかなか成り立たないようには思うけれど、面白かった! かなりの特殊能力が必要とされるが、ただもう非常に星を付けるということだけではない人情のある登場人物たちが魅力的。ぐるなびなんかで勝手にみんな星を付けているけれど、何の責任も持ってないもんな。
posted by あーる at 15:46| Comment(5) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2025年12月02日

粒ぞろい! と……

 ローレンス・ブロックほか『エドガー賞全集:1990~2007』読了。

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 故・吾妻ひでお先生も愛したローレンス・ブロックのさすがの短編ほか、粒ぞろい。えぐいのが多いけど、ショートフィルムにしてらみんなすごい! と思われるような映像的な作品が多い。どんな役者をそろえるのかな。

 あさのあつこ『おいち不思議がたり 星に祈る』読了。

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 何かなあ、割と普通の話で、あまり意外性がなかった。『おいち……』はシリーズのようなので、これから読むべきではなかったのかもしれないが、あまりそれ以上深く追求しなくてもよい感じ。
posted by あーる at 16:48| Comment(2) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする